北海道ブランドの認証制度の沿革
北海道道産食品を認定する仕組みとして、ツルのマークで知られる「優良道産品推奨制度」がありました。1954年、北海道庁が導入しました。粗悪な道産品が市場に出回っていたことを受けた措置でした。道内企業に良い製品づくりを促すとともに、消費者に安心で安全な製品を届ける、という目的がありました。
優良道産品推奨協議会
北海道や市町村で構成する優良道産品推奨協議会が認定しました。対象は道内で製造・加工した製品で、菓子やラーメンなどの食品でした。さらに、木製品、工業製品なども対象になっていました。原料の原産地を問わないなど、認証基準は緩やかでした。
2005年度で廃止されました。推奨制度の導入から半世紀がたち、産業の発達で道産品の品質水準も当時に比べて格段に良くなりました。「制度の役割を終えた」として終了となりました。
「主原料100%道内産」の認証マーク
2004年、北海道庁は、独自の認証制度を新たにスタートさせました。「主原料100%道内産」の食品が対象でした。厳しい審査基準をクリアした食品に対し、「認証マーク」を提供しました。
道内産の素材を使い、北海道らしさや将来性などを兼ね備えているのが第一条件でした。その上で、品質や味などについて厳しいチェックを行い、クリアしたものを「北海道ブランド」と認定しました。
2014年(平成26年)
- サッポロビール、コープさっぽろ、北海道との共同キャンペーン「北海道の森を元気にしよう!「サッポロビール北海道の森に乾杯!缶」発売。1本に付き10円分の約66gマイナスCO2をオフセット
- ロバパン100%子会社エフビーエフが札幌工場を恵庭市戸磯に来年5月に移転すると発表
- サッポロライオン札幌狸小路店が開店100周年を迎え式典開催
- ごまそば「鶴喜」運営・はしもと、6月から全10店の店名を「遊鶴」に変更京都発祥の天下一品が札幌すすきのに1号店開業
- ニュージーランドの乳業大手フォンテラ、北海道に低コスト生産のモデル酪農場を設けると発表。海外の乳業大手が日本で酪農を手掛けるのは初めて
- 世界的な豚流行性下痢(PED)の感染拡大で、豚肉の卸価格が前年比2~3割高と高騰した
- 六花亭、22億円を投じてJR札幌駅前に旗艦店となる新ビルを建設へ
- 札幌バルナバフーズ、20億円を投じ札幌にハム・ソーセージ工場を新設
2013年(平成25年)
- よつ葉乳業 十勝主管工場に新乳製品工場が完成、約130億円の事業投資
- 水産卸の札幌丸水中央水産が東京の中央魚類、宮城の仙台水産と提携
- 大阪王将が道内3店を直営化、丸千代山岡屋とFC契約を解消
- 堀川が北海道新工場を竣工、20億円を投資、最大30%の生産性向上に
- 西山製麺、ドイツ・デュッセルドルフに100%子会社「ニシヤマヨーロッパ」設立(資本金2600万円)
- アイリスオーヤマ、北海道産ゆめぴりかなど、全国新米を道内販売へ
- くまだ「塩麹と酒粕の北海道二段仕込」が究極のお土産に選定
- カッパ・クリエイトHDが元気寿司との経営統合協議を発表。筆頭株主の神明が主導道産日本酒に回復の兆し、道内酒造会社出荷量が2012年度は5683klで、17年ぶりに前年度出荷量を上回る
- 雪印メグミルク、大樹工場敷地内に「さけるチーズ」製造新棟を竣工、生産応力1.6倍に
- 菓子製造の北海道村と関連の土産卸・北海道エスケープロダクツが事業停止、負債総額31億円
- 北洋銀行、青森銀行、アークス、新日本スーパーマーケット協会が「北海道新幹線開業」見据え、食と観光で連携
- 土倉が伊藤園の完全子会社に
- 大阪王将のイートアンド、エリアFCを展開する丸千代山岡家とFC解消へ
- 北海道、地場食材のブランド化で中核となる人材を育てる「フード塾」始動
- 北見、小樽、旭川の各団体が「北海道焼きそば王国連絡協議会」を設立
- 丸水札幌中央水産が中央魚類(東京)、仙台水産と業務提携)
- 釧路丸水が民事再生法申請、負債総額34億円で破綻
- エアウォーターがマルハニチロHDグループのニチロサンパック全株式を取得して子会社化に
- 国産ワインコンクールで、北海道ワイン「2012葡萄作りの匠 北島秀樹ケルナー」「おたるケルナースパークリング」が金賞、富良野市ぶどう果樹研究所「バレルふらの白2011」が銀賞に
2012年(平成24年)
- ミシュランガイド北海道特別版が出版
- ビール大手各社のビール類2011年出荷数量は、前年比3.7%減、7年連続で過去最低を更新し東日本大震災による新商品の発売延期なども響いた骨付き鶏もも肉が高騰。国内で流通する
- 骨付き鶏もも肉を生産しているアメリカで鶏インフルエンザが頻発し輸入規制で品薄にバーガーキングが小樽にFC1号店、運営は長山食糧工業の関連会社HBK
- 北海道キリンビバレッジが特保のコーラ「キリンメッツコーラ」発売し大ヒットにアサヒグループHDがカルピスを味の素から1200億円で買収、清涼飲料3位にサントリーHDが発泡酒の生産終了、ビール大手4社で初。「マグナムドライ」「ゴールデンドライ」が終売に
- フジッコが千歳に北海道工場を竣工、道産食材を原料にカスピ海ヨーグルト、おかず畑サラダシリーズを生産
- イズヤパン札幌パリ(山崎G)に事業譲渡雪印メグミルク、よつ葉乳業が3部門(生産、物流、資材調達)で共同取組に合意
- 一正蒲鉾の北海道新工場が竣工、生産能力1.4倍で揚げ物、ちくわ、カニ風味かまぼこな年7000t生産
- 胆振管内の介護保険施設など高齢者施設10箇所でO157の集団感染が発生。札幌市内の漬物業者・岩井食品の白菜浅漬けが原因だった
2011年(平成23年)
- 輸入羊肉が豪州干ばつや中国の需要増で値上がり。11年4月の道内羊肉平均輸入価格(1kg当たり)は冷凍が2割以上高く、冷蔵が1割高と高騰
- 大阪王将、ラーメンチェーンの丸千代山岡家とFCで道内1号店を札幌東区に出店北海道中央バス、リンガーハットとFC契約で長崎ちゃんぽん1号店を苫小牧に出店王将フードサービスが「餃子の王将」1号店を札幌すすきのに出店
- 地ビールの出荷が好調。全国56社の地ビールメーカー出荷量(11年1~8月)は前年同期比9.2%増、ささやかな贅沢商品としての消費者も増えたのが要因
2010年(平成22年)
- 1984年に倒産した古谷製菓の人気商品「フルヤのウインターキャラメル」復活。創業者の孫、古谷勝氏が商標問題解決を機に昔なつかしの箱と共に製造し、新会社古谷製菓で再販売
- 札幌のみそラーメンを生んだ老舗「味の三平」が開業60周年。小丼に炒めタマネギとひき肉ともやしのスタイルの元祖
- ビール大手5社の8月ビール類出荷量が前年同月比0.3%減の4260万ケース、8月として過去最低を記録
- サッポロHDに買収を仕掛けていたスティールパートナーズジャパン、保有するサッポロ株を全て売却。スティール社撤退で6年にわたる買収劇に終止符
- 森永乳業が北海道森永乳業販売を設立、北海道支店、デイリーフーズ、北海道保証牛乳の営業部門を統合
- マルハニチロHD、北海道と青森にある傘下の5社7工場を新会社「マルハニチロ北日本」に統合
- アレフ「びっくりドンキー」が全国300店を達成、設立34年で
- 山本忠信商店、十勝最大の製粉工場「十勝★夢mill」竣工、パンやパスタ、麺用の小麦粉を年間4000t生産 ●流通業界
- ダイエーの売上高が32年ぶり1兆円割れ、純損益118億円の赤字で2年連続
- セイコーマート、江別幸町店を出店、道内1000店を達成
- マックスバリュ北海道、「ザ・ビッグ」の道内1号店を札幌市豊平区平岸にオープン
参考動画・関連動画
ホクレン農業組合連合会の訪問取材「ブレンド米」~UHB北海道文化放送(Youtube)↓↓↓
北海道産の高品質食品「北のハイグレード食品2021」(Youtube)↓↓↓